待つということ

Gallivantbakery

2011年11月22日 00:56

11月からGallibantbakeryの準備室はじまりました。
と言っても 実質活動できるのが土日がメインなので 少しずつ準備していきます。

相棒のピックアップトラックに荷物を載せて 出発。
移動はスキなほうなので 宜野座へ行くのは いつもピクニック気分。
R329をのんびり行きます。

友人はもれなくなんでまた宜野座?という反応をします。
それくらいのどかで しずかな村で
昼間 郊外では人とすれ違うことがほとんどないような。
便利とは言いにくいかも知れないけれど 私はこの村は原石だと思っています。
自然と人がちょうど良いバランスで暮らしている・・
そんな素敵な土地で風の声を聴きながら 酵母の声に耳をすまし、パンを焼いていけたら。
物件との出会いもあり 種蒔きがはじまりました。

きっかけはトマトとの出会いでした。
びっくりするくらい美味しいトマトに出会い
誇りを持って野菜をつくる人 家族のように牛を育て濃厚な牛乳を搾る人がいて。
その手から愛情込めてつくられた食べ物には 魂が宿る。
カタチよりも 大事なもの。
その「声」を聞きながら 素材のほんの少しお手伝いがしたくて。

そのまんまが一番なら そのまんま。
カタチが悪かったり 味が乗り切らなければ 少し手を加えて。
でも結局は 作り手と素材とのやりとりが 一番大切。

グリーンフィンガー(緑の指を持つ人)の作ったものでなければ その先に伝わらない。
だから私は 畑のそばで 耳をすまして 待っています。

その先のお客さんの手に届くように。 

パン屋というのは 待つということ。

尊敬する松村サンのひとこと いつも胸の奥にある一言。

これからもずっと 心にありつづける言葉。

待つということ。

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