言葉
言葉って 本当に多様に カタチを変える
時に 人を励まし 強くひいてくれる手にもなれば
時に それは ナイフにもなる
やわらかく 包みこむ毛布にもなれば
その人を隠す 分厚いマスクにもなる
だから 私達はきっと
言葉という ツールを使いながらも
どこかで それは ひとつの道具にすぎないと
その奥にある 何かを必死に 見つけようとするのかも知れない
私も そう
日本人として 言葉の響きの美しさを やわらかさを
時折 毬のように楽しみながらも どこかで
本質を 探していることも しばしばある
そしてそれは 言葉の中にではなく
そのすきまに ふっと訪れる
わずかな 沈黙の中にいることが 多く
あぁ
そうだったのかと
ひとつの道具ではあるけれど
必ずしも共通である必要もなく
きっと あれば便利 だけどホントは
なくても大丈夫なものなのかも知れない
その一方で こどものように
うまくキャッチボールできた時は
単純に嬉しいのも また
痛いも くすぐったいも
じれったいも みんな 言葉にはあるから
慎重にもなれば 無邪気にもなれるもの
今日は 見る 聞く 触る の 見えない三角形が
とても心地よい一日でした
それぞれのポケットに収めて
ひとつになる時を待ちます
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