東の森からの風

Gallivantbakery

2013年03月30日 21:46

電波に乗って あっという間に届くよりも

あの子の肩に乗って ふわりと届いた

そんな嬉しい ある日の土曜日






はじめのきっかけは 悔しさから

そして 感謝と尊敬

いつの間にか 追いつきたい から

いつしか パン同士が会話する

そんな数少ない人の 嬉しいコトバ




背中を追いかけていたはずが

いつの間にか私の足は 南へと向かい

気がつけば 遠くへ来てしまっていた

寄り道 回り道は お手のもの

今もまだ 道の途中




行ってきますと 出たはずが

時々 振り返るものの 

来たはずの道を見失ってしまうことも

やっぱり パン屑は いつの時代もそうなのね と

こわい魔女がいないだけ ラッキーと また一歩と進む

来た道だけが 帰路とは限らない





誰かのために 焼くのではなく

誰かが わかっていてくれる

そうか 知らないうちに

背中合わせに 背中を押してもらっていたんだ






思いがけず

ポンポンと 肩をたたくように

東の森から 風のおくりものが 届いた

嬉しかった





守りたいものが あるんです と

西の海風に のっけてみたら

4月の終わりくらいには 届くかな







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