贈り物

Gallivantbakery

2014年04月23日 20:10

何かひとつスイッチが 入ると

とめどなく べらべらと話続けるのだが

基本 黙っているのも 好きで

騒音は とりわけ苦手

湖みたいだと 誰かが言ったことも

ときおり海よりも荒れるが・・

なんにもない時は 凪よりも さわとも立たない

ただ水がそこにあるだけ



時には 会話を交わすよりも

口を閉じると あるべきことだけが

より伝わるような より聞こえるような気がしている


パンも 顔見ていなくとも

言語を持たない通信役 向こう岸へ行ったら

そしてついにはなくなる


あの方たちが 読まずに食べたのは

そういうことか と ひとり納得



ただ黙々 焼いて詰めて の

贈り物が ここのところ ほんとうに楽しい




黙々なのに なんだか賑やかなのは

コビトの存在か



今夜も 箱のまわりで ひそひそ会議

作り手は 家へと 帰ります



明日もまた

旅をするパン お贈りします

どうぞ お楽しみに




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