Gallivant bakery

どちらかというと　巻き込まれたに　近い

おもしろい本に出会い　

そして　その森に一歩足を踏み入れたら　最後

本の中の森を抜けるまでは　現実の時間の流れさえも　変えてしまう





表紙を見た瞬間　あ　まずいかもと思い

作者を見て　借りるしかないなと思い

最初のページを開いて　しまった　はじめてしまったと思い

そして　まんまと引き込まれていった

時を超えて　私をどんどん連れていく

もうこうなったら　委ねるしかない



食を提案する職業柄　あまりよろしくないのですが

両日ポテトチップスやらで　夕飯を済まし

とにかく　本の中へ

湯船に浸かったような　映画を観終わったような

そんな感覚で　今ようやくいつもの世界へ

まだ耳のうしろあたりで　声がきこえる

部屋中パンの香りがする中で　おなじ場所にいながら

どこかすごく遠くへ行っていたような

それくらい　時を別にしていた感がある




心地よい二度寝のように

閉じられた本の中へ　もう一度

そっと戻りたい気持ちを抑え　明日の準備の続きを



サタデーベーカリー予行練習　明日もまた

明日も　お天気で

おやすみなさい