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2012年06月28日

ワタアメの夜

時々 本質をついた言葉よりも

なんとなくそれをあらわす言葉のほうが

ちょうどよかったりもする



今はきっとそういう時期なのだろう

すべてにおいて 明瞭にしなくても いいよねと

ビビットな空の片隅に どこかマットな雲を探す自分がいる




ハッキリしないほうが ちょうどいい時もあるのかも知れない

だから 時折 ふっと

長年慣れ親しんだ日本語でも 

かじりかけの英語でもなく

たかだか何か月か滞在しただけの 遠い南の島の言葉が

いちばん最初に 口から出そうになる瞬間があるのは 

もしかしたら そういうことなのかな




そして そうすることで

口の中で ころがしているうちに ふわりとどこか飛んでいってしまう

そのくらいが ちょうどいい



届かないことが わかっているのに

照れて濁す仕草が 愛らしい 今は





未来のレールの一部を 切り取ってひっぱってくるよりも

このワタアメのような 一夜を 大事にしたい




甘くてふわりとした その中に

核心が隠れていることもある


めんどくさいのではなく ずっとずっと大事なものがあるからなのだと

もったいないのではなく 痛みがわかるからそうするのだと






雑とは言っても 

チカラまかせと じゃじゃ馬は また違うのよねと 

今日は オンナ同士の会話





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Posted by Gallivantbakery at 01:18 │日々